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【2014年01月17日】イングリッド・バーグマン |
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イングリッド・バーグマン |
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イングリッド・バーグマンにお会いした時は、ちょうどカンヌの映画祭があった時でした。写真は二人でカンヌの映画祭の会場に行った時の入口での写真なんですが、このときイングリッド・バーグマンは、カンヌ映画祭の審査委員長という立場でした。ですから入口から入る時、200人近いカメラマンが整列していて、そのフラッシュを浴びながら入りました。
その左側に、写真でみると右側に立っている青年はロベルト・ロッセリーニ監督との間にできた長男です。ちゃんとお母さんを守るような形で入っていきました。このとき彼女は52歳だったんですけど、本当にエネルギーに溢れた若々しさがあり、自分の人生を生きている感じがしました。
すぐそばのホテルに泊まっていたので、会場から道路を通って帰るときに若い人たちの車がバーッと寄ってきて、「これから踊りに行きましょう。」とバーグマンを誘っていたんです。彼女は「じゃ、行ってきますね。」と言って、その若い人たちの車に乗って行ってしまいました。若々しい人で、心の赴くままに自由に振る舞ってらっしゃる様子も魅力的で深みのある女性だと感じました。
「アナスタシア」など色々な映画に出て、アメリカにもカムバックして賞を得ましたね。「カサブランカ」のような映画もいつ観ても、本当に若々しくて美しいです。私は色々な女優にも会ってきましたけど、バーグマンは女優の中でも、本当に美しく知性も溢れていて、健康にも恵まれ、自立した女性として生き生きとした姿を見せていた人だったと思います。 |
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