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カトリーヌ・ドヌーブ |
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先日、アカデミー賞の発表がありましたが、私も何人もの映画スターとお目にかかっています。ハリウッドの映画には出てこないんですけど、フランスの大女優であるカトリーヌ・ドヌーブもそのひとりです。
彼女とはシャンゼリゼ通りの凱旋門近くにあるパリの「ジュン」という日本のレストランで会いました。マネージャーも連れずに自分で小さい車を運転してやってきたんですね。そこの囲炉裏のあるようなところで、座ってのお食事になったんですけれど、アペリティフとしてニューヨークやロンドンなんかで飲まれているデュボネはいかがと私が聞いたら、「デュボネは甘すぎて、お勝手でちょっとこぼしたりしたらお勝手がさび付いちゃったのよ。私はウォッカをストレートで飲みます。もう何年もウォッカをストレートで飲んでいるんですよ。」と言ってました。
そんなところから話しは始まりました。本当に彼女は当時としても話題に上るような生き方をしていました。ちょうどその時もフランスの著名な俳優と同棲はしていましたけど、その前にはロジェ・バディムという新進の映画監督であり作家でもある彼との間に子供まで作っています。でも彼女は結婚ということはしない主義というか本当に自由に自立した女性として歩み、最先端を走るような方でした。
あれから何十年たっても、現役として活躍していますね。日本でも2010年の東京国際映画祭の時にゲストとして来日した姿を拝見しましたが、相変わらず美しい方ですね。数多くの出演作がありますが、最初出てきたのは「シェルブールの雨傘」でしょうか。私もあの映画を見たことがありますけれど、その時のイメージとは違ってウォッカをストレートで飲んで、日本食もおいしい、おしいいと召し上がって、帰るときも自分でぱっと運転して帰るという本当に生き生きとした女性の姿に接しました。
女性性もあるし、自立して芯も強く、そして美しさも保っている方ですね。映画人としても大成功を収めて、色々なものに挑戦していますね。ちょっとコメディタッチのものにも出たりして、フランスの映画で女優として大成功して世界的にもファンの多い方ですね。 |
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