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【2014年03月07日】カナダの思い出(TPPをめぐる国その1) |
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カナダの思い出(TPPをめぐる国その1) |
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TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)に関わる3か国をこれから取り上げていきます。
カナダには何回か行ったことがありますが、2年前に原子力で汚染されたものをきれいにする機械があるということで、それを作っている会社を訪れました。
バンクーバーで飛行機を降りて行ったんですけれど、きれいな湖があって、その湖の前にあるホテルに滞在しながら約10日間を過ごしました。10日間もいましたからブリティッシュコロンビアの大学にも行ってみました。かなりの面積があり、本当に大自然の中にあるような大学です。カナダでもケベックとかはフランス語圏ですが、その地域は英語圏で自然が豊かで、温泉もあるし、農業大国といえるような佇まいです。
バンクーバーに行った時にはホンクーバーっていわれるくらいホンコンからの中国人が大量に押し寄せてきていて、中国人街もできそうなくらいの状態でした。中国からの移民は、カナダをはじめアメリカとかヨーロッパとかへ中国から出たい富裕層で溢れているみたいです。
カナダ政府の関係者にもお会いしたんですが、汚染物質をきれいにする機械があったにしても、既に利権構造がしっかりとでき上がっているみたいで、すぐには普及しないようです。新しい機械を作った人たちとの出会いもありました。その時、スウェーデンのロイヤルファミリーの方もいらして、私と意気投合した女性が、「この技術をスウェーデンに持っていったんだけれど、30万年先までこの汚染されたものは影響があるということで、鉄の物に入れて海底に沈めました。今やその海底の水も少しおかしくなってきているのです。」という話でした。とにかく30万年先まで、大げさにいえばそこまでの利権構造というものがあるので、こういう良いものがあっても、とてもとても採用されにくい構造が存在します。私も日本にその技術を持ち帰りたいと思いましたが、とても危なく、良いものであっても紹介できないというすごい利権構造、原子力村みたいなものができ上がってしまっているんですね。とても残念に思います。 |
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