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3.11に寄せて |
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2011年3月11日からもう3年も過ぎたのですね。たまたまテレビのニュースを見ていたら、当時上空から撮影していた映像を目にしました。牡蠣を養殖するいかだがメチャメチャになって流され、畑や田んぼにも海水というかドロドロの水が押し寄せて何もかも飲み込んでしまうというものでした。
その2ヶ月後くらいから牡蠣のいかだは60くらい並び、海の中でめちゃくちゃになったいかだを漁師さん達が避難所から通って使えるものを海から引き揚げていました。「ここでちゃんと働いて元に戻さなくては」という清々しい顔つきの漁師さんたちのことば通り、いつの間にかいかだは2000くらいに増えていました。出荷までには養殖を始めてから2年くらいかかるそうですが、今年初めて出荷されるそうです。いかだも津波が来る前の7割くらいまで元に戻ったそうです。
ドロドロになってしまった畑で水が引いて間もなく、ビニールハウスを作っていく作業の様子、ひとりひとりが力強い思いで立ち上がっていく様子を拝見するだけで、こちらもエネルギーを与えられます。
これから世界中で色々なことが起こってくるであろう中、ある意味2011年3月11日にあの大震災があったことで日本中の意識が変わったと思います。本当の意味の意識改革があったのではないでしょうか。日本で世界に先がけて起こったことは、日本人の底力のすごさ、勤勉で不平不満を言わず目の前にあることをきちっと成し遂げる力などを世界中に発信しました。
4月にはロンドンのシンポジウムに出席しますが、世界の人たちに意識改革の大切さを伝え、世界各地で光の柱も立てていきたいものです。朝方この映像を見たことによって、これからどのように大変なことがあろうとも皆さんの意識改革のお手伝いができる体勢を整えていきたいという決意が新たにできました。
(写真は2012年7月に釜石で光の柱を立てた時) |
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