ユル・ブリンナーとの思い出 |
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「荒野の七人」など多数の映画に出演し、アカデミー賞を受賞した故ユル・ブリンナーさんが米国パスポートを在スイス米大使館に返上してから約50年が過ぎたという記事を目にしました。米国市民権を放棄する海外在住の米国人が増えていて、今年1−3月は前年から47%急増しているそうです。
久しぶりに彼の名前を目にしましたけど、ハリウッドのスタジオがあるところでお会いしました。風貌から言っても何人なのか分からないような、いろいろな血が混ざった感じの方ですよね。「王様と私」のミュージカル映画でも大成功を収めましたね。
お昼になってお食事にいきましょうということで彼に案内されたのはお寿司屋さんでした。「日本食は体に良いからお寿司が大好きで、ぼくは毎日のようにここに来るんですよ。」ということで、私もハリウッドではじめてお寿司屋さんに誘われてユル・ブリンナーと一緒にお寿司を頂いたのを思い出します。
本当に精悍な感じで、国境を越えた人というか、白人なのか何人なのか国籍がどこなのか分からない方でしたね。最後まで国籍のこととか聞きませんでしたが、そういう風貌の方でした。映画人としてもとても苦労して出てこられた方ですけど、一躍大スターになりましたよね。本当にとても良い出会いでした。 |
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