キャサリン・グラハムさんの思い出 |
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アメリカで最もパワフルな女性といわれていたワシントンポストの社主であるキャサリン・グラハム社長にお会いしたことがあります。
ニクソンのウォーターゲート事件とかがあった時にワシントンポストの二人の記者が深く取材して、どんどん記事にしていったのですが、大統領についてどんどん書くわけですから当然ホワイトハウスからもいろいろな圧力がありました。でも彼女はそれを恐れずに推し進めたということもあってアメリカでも最もパワフルな女性といわれていた訳です。そんな彼女はお父様の時代からのワシントンポストを受け継いだ形での社主になったんです。
この写真でみるようにとても優雅な女性というか気品に溢れた経営者だなという印象を受けました。彼女のご主人はそのあとで自殺されたというお話も聞きましたけれど、本当にワシントンポストを一人で背負って会社の社長としてずっとやっていくのは大変だったと思います。自立した女性としての輝きを失わずに持っておられたことが心に深く刻まれました。 |
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